アルツハイマーは、まさに脳の糖尿病で、糖質を減らして脳の栄養レシチンとれば大幅に改善
脳の病気になる人の生活習慣に共通するのは糖質の摂りすぎ
うつや統合失調症(うつのひどい症状に加えて幻覚や幻聴が起こる症状)、アルツハイマーなど認知症の方には、1つの共通点があります。
それは、ほとんどの人が、精製きれたご飯、パン、麺類、菓子類、清涼飲料水など、糖質の多い飲食物をとっていることです。
糖質のとりすぎが糖尿病を招くことは、よく知られています。さらに、糖質のとりすぎは、脳内ホルモンの調整にも悪影響を与え、さまざまな精神疾患の原因にもなるのです。
特に最近では、糖尿病になるとアルツハイマー型認知症になるリスクが高まるという研究が発表され、注目を集めています。アルツハイマーを「3型糖尿病」と呼ぶ研究者もいます。
まさにアルツハイマーは、脳の糖尿病というわけです。糖質の摂取を極力減らす糖質制限食をすすめています。糖質制限食は意見がふたつにわれますが、過剰摂取してしまった方々の体調を戻すにはとても有効です。
具体的には、主食を発芽玄米に切り替え、魚や野菜を多くとること。さらに、糖質の多い葉子や飲料水をとらないようにしてもらいます。
たいていの場合、こうした食生活を実行するだけで、精神的な不安やイライラ、認知障害といった症状は快方に向かいます。そして、その効果をより高めるためにレシチンという栄養をすすめることがあります。
レシチンとは、リン脂質といわれる脂肪の一種で、大豆や卵黄などに多く含まれています。人問の体内にもあり、細胞膜や血管壁など、多くの器官の原料になっています。レシチンが脳内で不足すると、脳は栄養失調のような状態になり、脳の神経細胞がやせ細って情報伝達のやり取りが滞り、精神的に不安になったり、認知症状が現れたりするのです。
脳内では、神経細胞の末端からホルモンが放出されて、脳を活発に機能させます。レシチンは、この脳内ホルモンの1つで心身を落ち着かせる作用のあるアセチルコリンの原料にもなっているのです。
そして、アルツハイマーの人の場合、 記憶の形成にかかわるこのアセチルコリンが脳内で不足していることが判明しています。まさに、健脳栄養と呼ぶべきレシチンですが、1つ問題があります。実は、レシチンが豊富な大豆食品や卵などを食べても、レシチンは分子が大きいため、血液臓開門という「脳の開門」を通れず、脳に入ることができないのです。
そこで、レシチンが脳開門を通れるように低分子化した新型のレシチンともいうべき食品もあります。これなら、たやすく脳に入ることができます。満神的な疾患の患者さんに、糖質制限食とともに、この新型レシチンをすすめたところ、症状の改善した例がたくさんあります。
新型レシチン(低分子レシチン)を実際に使った方たちの声はこちらです。